自費の白い被せものとは…
2016年02月25日(木)
節分もおわり寒い中にも徐々に春の兆しが見えてきた今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか…。
当院では先日、自費の技工物を委託している技工所のひとつである『和田精密歯研』の鰐淵さん・戸澤さんによる勉強会が催されました。
現在は昔に比べ、保険の幅も広がり審美性や耐久性も飛躍的に向上しました。お食事をしたりお話したりする分には保険の歯でも特に問題を感じない患者さんがほとんどです。
しかし、もっと自分の歯に近い色の歯を入れたい、奥歯にも白い歯を入れたい、入れ歯が厚くて話しにくい、入れ歯の金具がキラリと光って気になる、入れ歯になってから食事が楽しめない…など患者さんの一歩進んだ要望にお応えするのが自費の診療になります。
まず今回は白い冠についてお話します。
自費の白い冠の材料としてセラミック(陶材)がありますが、セラミックはお茶碗を思い出していただいてもお分かりのように、プラスチックに比べ吸水性もなく汚れが落ちやすく、傷もつきにくい化学的に安定した性状を持っています。このため入れた当初きれいなのはもちろんのこと、変色しにくく継時的にみても審美性が保たれます。
またセラミックは歯垢(歯の汚れ)が付きにくい素材であり土台になる歯が歯周病になりにくいという利点もあります。欠点としては割れやすい(欠けやすい)事ですが、そういった欠点もここ数年で大きく改善されてきました。
また、最近ではジルコニアという素材も用いられるようになってきました。これは宝飾品などにもよく使用されている人工ダイヤモンドとも呼ばれるもので、高い強度と光透過性を有しており天然歯に近い審美性を持たせることも出来ます。興味のある患者さんは、お話を聞いてみたいというだけでも大丈夫ですのでぜひ当院にてご相談下さい!
金属のバネのない入れ歯、薄くて快適な金属床など自費の入れ歯については次回のブログにてお話させていただきます…お楽しみに♪